普段の言葉遣いや、言葉そのものを意識されている方も多いかと思いますが、
「言霊」という、言葉に宿るエネルギーについて、よく話題になっていますね。
皆で応援したり、励ましたり、慰めたり、労ったり、言葉に込められたエネルギーで、
人は癒されるものです。
逆に、負の言葉のエネルギーは、人を苦しめます。
フロイトやユングと並ぶ心理学者のアドラーは、
「勇気づけ」という、困難を克服して前に進む活力を与えるための理論を打ち出しました。
相手を尊重して共感しながら、勇気づけるのです。(褒めるのとは少し違います)
勇気づけも、言葉を通して、相手を前向きな気持ちに後押しします。
同じ出来事でも、言われ方によって、嬉しく感じる時もあれば、悲しく感じる時もあります。
その相手への言い方次第で、
「勇気づけ」になったり、「勇気くじき」になったりしてしまいますね。
かの有名な、松下幸之助の名言のうち、成功の秘訣について彼はこう述べています。
「貧乏で学歴もなく、体も弱かった。だから成功した」
それは、貧しかったからお金の価値がわかり、そして金持ちになろうと思った。
学歴がないから、本をたくさん読んで勉強し、自分より優秀な人の力を借り、よく耳を傾けた。
健康でなかったから、元気な人に働いてもらうよう部下を育てた。
貧乏で学歴もなく病弱だった「おかげ」だというのです。
何という、前向きな発想力!
松下氏は、ご存じの通り、普段から前向きな言葉を発し続けていたからこそ、
たくさんの優秀な人から慕われ、多くのチャンスを引き寄せたのでしょうね。
言葉は行動に行動は習慣に…そして、最終的には運命を引き寄せるんですね(笑)
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